日・タイ電気通信協会ジョイントセミナー2010模様

2010129() タイで開催された、「日・タイ電気通信協会ジョイントセミナー2010」の模様を紹介します。

なお、この模様の詳細については、電気通信 5月号へ掲載する予定です。

 

1.セミナー概要

タイ電気通信協会(TCT)は、日本の電気通信協会(TTA)の協力の下に1990年に設立されました。両者間には協力関係の協定を結び、その協定に基づき毎年1回開催されるジョイントセミナーへ日本側から講師を派遣しています。

今回のセミナーは第20回目で、「Future communication technologies(将来の通信技術)」をテーマとして、日本及びタイ双方による講演とパネルディスカッションが行われました。

 

・開催日:2010129()

・場 所 :ミラクル・グランド・コンベンションホテル(Viphavadeerangsit Road ,Bangkok)

・参加者:TCT会員企業、タイ大学・政府関係者等 約140名

 

 

2.開会挨拶

セミナー冒頭の、タイ電気通信協会(TCT) 会長 Suchai Roywirutn氏、日本の電気通信協会(TTA) 専務理事 岡村 敏光による開会の挨拶においては、現在までの20年間に渡るこのセミナーの歴史の紹介と、また、日本・タイ双方の情報通信サービスの普及と産業の発展のため、今後も互いに協力していくことについて言説された。

 

IMG_08191.jpg     IMG_08282.jpg

タイ電気通信協会(TCT) 会長

Suchai Roywirutn

 

電気通信協会(TTA) 専務理事

岡村 敏光

 
 

 

 

 

 


3.講演概要

タイにおいては、ブロードバンドの世帯普及率が10%に満たなく低調となっており、また、携帯電話網も未だ2G(GSM)のままであり、その状況をどのように打開していくかが重要な課題となっています。特に、次の携帯電話網をどうしていくか、また、マイグレーションをどのように行っていくかが、タイ側の講演、また、パネルディスカッションにおいても大きな論点となっていました。

 

日本側の講演では、日本電信電話株式会社 篠原 弘道氏からは、「NTTs Business Trends and R&D Directions (NTTの事業動向と研究開発の方向性)」の演題にて、日本・世界におけるブロードバンドの普及状況、NTTグループの事業戦略(IP系、ソリューション、新分野、グローバル等)R&Dの取り組み(クラウド・コンピューティング技術、ホームICT技術、光電子融合型光パケットルータ、フォトニック結晶共振器を用いた光メモリ 等)についてご講演いただきました。

また、株式会社NTTドコモ 二木 治成氏からは、「Challenges facing Mobile Broadband  (モバイルブロードバンドへのチャレンジ)」の演題にて、日本・世界におけるモバイルブロードバンド・3Gの市場動向、モバイルの持つ3つの特性(リアルタイム性、個人認証、位置情報)ネットワークの高速広帯域化(2G→3GLTE)、端末の多様化(高機能化、オープン化)を生かしたサービスとグローバル展開についてご講演いただきました。

 

IMG_08371.jpg     IMG_08431.jpg

日本電信電話株式会社

 取締役 研究企画部門長

 篠原 弘道 氏

 

株式会社NTTドコモ 取締役

 常務執行役員 ネットワーク担当

 二木 治成 氏